MENU

【はじめての謎づくり】簡単な謎解きを作ってみよう

ここでは「誰でも謎解きは作れる」ということを実感してもらうために、シンプルな謎解きを1問作ってみましょう。

「いきなり謎解きを作るなんて無理…」と思った人にこそ、挑戦してほしいステップです。

内容はとてもシンプルなので、安心して進めていきましょう。

用意するもの
  • 紙とペン(スマホのメモでもOK)
  • 名前を一つ(家族・友人・気になる相手など)

今回は「人の名前が答えになる謎解き」を作ります。誰かの名前を題材にすることで、自然と「誰かのために謎を作りたい」という気持ちが生まれてきます。

目次

手順1 身近な人の名前を選ぼう

まずは「身近な人の名前」を選びましょう。家族の誰かでも、気になる相手でも構いません。

選んだらその名前をひらがなにして、メモしておきましょう。

ここでは例として「山田一郎(やまだいちろう)」という名前で話を進めますが、皆さんはそれぞれ選んだ名前に置き換えて進んでいきましょう。

手順2 名前から単語を抜き出そう

名前の中から2〜3文字抜き出して、単語になりそうな部分を「3個以上」探してみましょう。

例えば「やまだいちろう」であれば、「うま」「いろ」「だいや」などが抜き取れます。

単語を探すにあたっては、次の4点を意識してみましょう。

  1. できるだけ違う文字を抜き出す
    →すべての単語に”や”が入るなどは避けたい。
  2. 名前にあるすべての文字を使う必要はない
    →1〜2文字は使わなくてもOK。
  3. 濁点、半濁点は無視してもよい
    →「だいや」が「たいや」でもOK。
  4. 1文字足して単語にしてもよい
    →「る」を足して「だるま」を作ってもOK

「3個以上の単語」を抜き出すことができたでしょうか?

単語が思いつかない場合は「クロスワード辞書」を使う方法もあります。

「クロスワード辞書」とは、文字の一部を”?”にして単語検索できる便利なツールです。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

手順3 名前を数字に置き換えよう

次に、最初に選んだ名前を数字に置き換えてみましょう。

例えば「やまだいちろう」であれば「①②③゛④⑤⑥⑦」となります。

この置き換えについては、以下の2点に注意しましょう。

  1. 同じ文字は同じ数字に置き換える
    →「たなかたろう」の場合「①②③①④⑤」
  2. 濁点・半濁点を外して置き換える
    →「やまだたろう」の場合「①②③゛③④⑤」

❷については、濁点を外さずに「だ=③」「た=④」として別々の数字に置き換えても問題はありません。ただし、同じ謎の中では「濁点を外すか、濁点を外さないか」は統一しておきましょう。

ちなみに「゛」「゜」を単独で入力するときは「だくてん」「はんだくてん」で変換できます。

手順4 単語を数字に置き換えよう

ここで手順2で抜き出した単語も、同じ数字対応で置き換えてみましょう。

例の場合、次のように置き換えられます。

やまだいちろう=①②③゛④⑤⑥⑦とした場合

 うま=⑦②
 いろ=④⑥
 だいや=③゛④①

ここまで来たら、謎の完成まであと一歩です!

手順5 謎解きらしくまとめてみよう(完成!)

今回の目的は「人の名前が答えになる謎解き」を作ることでした。

手順3、4で置き換えた数字を使って、人の名前を求める謎にしていきましょう。

ここまでの内容をもとに、謎解きらしくまとめると次のようになります。

謎解きは必ず「手がかり」「問題文」がセットになっています。

この例で言えば、上の単語群が「手がかり」、下の名前の部分が「問題文」ということです。

なお、まとめるのはスマホでもパソコンでも、何なら手書きでも大丈夫です。

とてもシンプルですが、これで「人の名前が答えになる謎解き」の完成です。

ちょこっとコメント

 今回の例では⑤が提示されていませんが、身近な人の名前を使ったという体なので「やまだい?ろう」が分かれば「山田一郎だろう!」と気づいてもらえる想定になっています。もし不特定多数を相手に出題するのであれば、⑤も手がかりを提示する必要があります。

 また、手がかりの右辺が文字(色、馬)とイラスト(💎)になっていますが、理想を言うと「文字」か「イラスト」のどちらかに統一すると、より綺麗に仕上がります。

手順6 謎解きを解いてもらおう

手順5までで謎解きの問題自体は完成しました。

今回は「なぜ謎を作るのか?」→「誰かを楽しませるため」という目的も感じてもらいたくて「人の名前が答えになる謎解き」をテーマにしました。

もし謎解きが作れたのなら、ぜひその人に解いてもらってください。

相手に対して日頃の感謝や想いを込めたいなら、少しの修正で答えを変えることもできます。

修正した例

例の謎に少しだけメッセージを入れました。
答えは掲載しないので考えてみてください。

相手の悩む顔、ひらめいた瞬間の笑顔、メッセージに気づいたときの喜び。そのすべてが次の謎づくりの原動力になります。

作った謎を誰かに解いてもらえたら、あなたも「謎を作る人」の仲間入りです!

よかったらシェアしてね!
目次