こんにちは、謎解きブロガーのハルです。
今回は謎解きを作る上で「よくある間違い」と「謎制作者が知っておきたいこと」をお伝えしていきます。
この謎解き、解けますか?
はじめに、謎解きを1問出題するので解いてみてください。
答えは画像の下にあります。
・
・
・
・
・
答えは「りす」でした。
「さんかく」を「3画」に変換して、画数が3画の文字を消すと「りす」と読むことができました。
しかし、実はこの謎解きには「ある問題点」が含まれています。
謎解きはとてもシンプルに見えますが、一体、どこが問題点なのでしょうか?
「さいたま」の「さ」はどっち?
この謎解きに含まれている問題点。
それは・・・「ひらがなの画数を聞いている」ところです。
一般には「あ」は3画、「い」は2画と言えそうですが、実際は「ひらがなには画数の統一された基準がありません」
画数の基準がないことの何が問題なのか?
例として「さいたま市」の表記を挙げるので、「さ」の文字に注目してみてください。
Googleマップでは「2、3つ目のパーツは離れて」いますが、市役所HPのロゴでは「2、3つ目のパーツは繋がって」います。
このように、ひらがなには同じ文字でも別の表記があり、画数が曖昧になる文字があります(他には「そ」「ふ」「り」もフォントによって変わりますね)
この記事の冒頭で使用したフォントは、「さ」の2、3つ目のパーツが離れているので、気にせずに解くことができました。しかし、もし市役所HPと同じ形式のフォントを使っていたら、「さ」は本当に「3画」と言ってよいのでしょうか?
冒頭の謎解きはフォントによっては「3画」で消せるものが曖昧になってしまうという問題を抱えていたのです。
画数を使うときは「漢字」か「カタカナ」を
一応、ひらがなには画数の代わりに「1筆、2筆〜」という単位が使われることがありますが、メジャーな言葉ではありません。
この問題を避ける一番の方法は「画数を問題に使うときは『ひらがな』を使わない」ことです。
冒頭の謎解きも次のように変えれば大丈夫です。
「画数」を使うのは謎解きあるあるですが、「ひらがな」を使うことは避け、「漢字」あるいは「カタカナ」を使うようにしましょう。
さいごに
今回は謎解きを作る上で「知っておきたいこと」として「ひらがなには画数の基準がないこと」をお伝えしました。
少し細かい話でしたが、今後も「ひらがなの画数を使った謎解き」は目にするでしょうし、そういう謎解きにいちいち目くじらを立てる必要はないと思います。
ただ、もしあなたが作り手であれば、より正確に謎解き作るためにも「画数を使った問題でひらがなは避けたほうがよい」ことは覚えておくとよいでしょう。
ちなみに、今回お伝えたしたことを踏まえて作られた謎解きもありますので、よかったら解いてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!